『THIS MAN』©2024 Union Inc.

　初夏に公開される出口亜梨沙と木ノ本嶺浩のW主演映画『THIS MAN』の特報映像と新場面写真が公開された。 【写真】『THIS MAN』ティザービジュアル 　2006年頃、夢の中で眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという女性患者がニューヨークの精神科で多発。彼女らの証言を元にモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、世界各国で夢の中で同じ男を見たという証言が多発した。謎の男は「This Man」と呼ばれ、恐れられた。本作は、そんな世界で最も不可解で不気味な都市伝説を日本で初映画化するスリラー。 　ある田舎町で、連続変死事件が多発。被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたこと。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、夫と娘とともに、幸せに暮らしていた八坂華の身近にも危険が迫る。やがて華は究極の選択を突きつけられ……。果たして華が取った行動とは。 　監督・脚本を務めるのは、医学系研究分野出身という経歴を持ちながら、『わたしの魔境』（2023年）で世界11カ国の国際映画祭を受賞した天野友二朗。キャストには、W主演を務める出口と木ノ本のほか、鈴木美羽、小原徳子、校條拳太朗、茜屋日海夏、般若、アキラ100%、中山功太、津田寛治、渡辺哲が名を連ねている。 　公開された特報映像は、「速報です。夢に現れる“謎の男”がいます」というアナウンサーの声から始まる。そして、華（出口亜梨沙）と義男（木ノ本嶺浩）の日常や、「お姉ちゃん、これ知ってる？」と華の妹・玲（鈴木美羽）が眉のつながった男の画像を見せるシーンが映し出されていく。畳みかけるように夢に現れる男による不審死を調査する刑事たちの姿、苦しんで倒れる人や取り乱した様子の女性の叫び声とともに「男の姿を見たものは何らかの形で命を落とすと話題になっています」「男による被害が拡大しており…...」など“謎の男”に関するニュースのナレーションが飛び交うシーンが流れ、「私の番なんでしょ、みんな死んじゃったよ」と怯える華の姿も。最後には、“この映画狂ってる”というキャッチコピーが映し出される。 　場面写真では、“謎の男”の夢に怯える華、そんな彼女を支える義男の姿が切り取られている。