パニックになる前に…「いつ噴火してもおかしくない山」 市独自の富士山火山防止マップ作成=静岡・富士市【わたしの防災】
<富士市防災危機管理課 栗田明人さん> 「第4次、第5次の避難対象エリアのみなさんにありましては、噴火後に避難を開始することになっているんですけれども、どこに避難するのかは、現時点では決められていません。どこで噴火したかによって溶岩が流れて行った方向で変わるので」 大淵地区で開かれた住民説明会には、90人近くの住民が参加しました。 <住民の男性> 「起きてからじゃないと特定できないと言われていたので、それが一番カギだよね」 町内会長の藤田さんに、マップを見てもらいました。 <大淵二丁目町内会長 藤田好章さん> 「こちらが(大淵)八王子本町です。噴火前避難の町内になります。私の方の町内は、大淵二丁目で噴火後の避難のエリアになります。噴火後に避難ということで場所が決まっていませんので、本当に噴火したらみんなパニックになると思いますね」 富士市では、この防災マップをもとに、噴火のリスクについて1人1人考えてほしいとしています。 <富士市防災危機管理課 栗田明人さん> 「誰が噴火前避難で、誰が噴火後の避難になるのかを市民の方に知っていただければ、パニックの発生は抑えられるかなと思いますので、できるだけ多くの方にマップの内容を知っていただきたい」
静岡放送