福島県富岡町の協働型インターン 参加学生が活動の成果発表 地域振興や特産品開発、課題と解決策を「プレゼン」
学生が福島県富岡町で企業関係者や町民と交流しながら地域振興や特産品開発に取り組む地域協働型インターンシップの活動成果発表会が9日、町内のトータルサポートセンターとみおかで開かれた。参加学生が2週間の活動を振り返り、課題と解決策を発表した。 学生5人が参加し、報徳バスや環境省特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」、バウムクーヘン工房「BAUM HOUSE YONOMORI(バウムハウスヨノモリ)」で活動した。 バウムハウスヨノモリで製造・販売体験や商品アイデアの立案などに取り組んだ桜美林大教育探究科学群2年の堀越彩寧さんと今泉友里さんは売れ行きの波を課題に挙げ、特典付きの販売戦略などを提案した。双葉郡内の果物や野菜などの特産品を使った新商品開発に向けて各地を巡った経過を発表。甘さ控えめの塩バウムや楢葉町産ユズなどのアイデアを語った。 堀越さんと今泉さんは町を訪れて体感する学びが多かったとして、「これからも関わり続けたい」と語った。バウムハウスヨノモリの遠藤一善オーナーは「新鮮な視点に忘れかけた感覚を思い出した」と感謝を伝え、アイデアをうまく活用したいと話していた。
5人の発表終了後、活動修了証書授与式を行った。 (相双版)