キャスターの辛坊治郎が3月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。同日行われた、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが女性に性的行為を強要したとする週刊文春の記事を巡って発行元の文芸春秋などを提訴した訴訟の第1回口頭弁論を巡り、「本人が出廷しなかったことが問題であるかのようなニュアンスの報道が見受けられたが、民事裁判で本人が出廷しないのは当たり前だ」とした上で、自身も訴訟を経験していることを明かし、「私は2年で1回だけだった」と指摘した。

松本人志氏　2022年11月3日撮影、大阪市中央区　写真提供：共同通信社

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏が女性に性的行為を強要したとする週刊文春の記事を巡って発行元の文芸春秋などを提訴した訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で行われた。 辛坊）松本人志さん本人が出廷しなかったことが問題であるかのようなニュアンスの報道が見受けられました。はっきり言って、本人が出廷しないのは当たり前で、出廷したとしても1、2回だと思いますよ。松本さんが今後、どのタイミングで出廷するのか、誰が証人として出廷するのかは注目されますが…。 私もかつて、訴訟を起こしたことがあります。購入したわが家の地盤が崩れたので、不動産業者を訴えた経験があります。約2年間の裁判になりましたが、私が出廷したのは1回だけでした。民事裁判とは大体そういうものです。 私の訴訟はひどかったですよ。約1年間、一生懸命に裁判を続けていたら、弁護士が「一からやり直しになりました」と言うんです。理由を尋ねると、「人事異動で（担当の）裁判官が変わることになりました」と。あ然としましたね。結局、約2年間も裁判を続け、最後は和解で終わりました。おまけに、裁判では言いたいことを言ってやろうと思い、腕をグルグル回して構えていましたが、裁判官からは「聞かれたことだけを答えてください」と叱られました。