“神ってる”ではなく来季の活躍は「実力で」 流行語大賞の鈴木誠也選手
1日に発表された「2016 ユーキャン新語・流行語大賞」は、25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープの「神ってる」が選ばれた。表彰式に登場した鈴木誠也選手は、「(今季は)結果を残すたびに“神ってる”と言われるのは悔しい部分もあった」と明かし、「来年は自分の実力で結果を出していきたい」と決意を語った。 【中継録画】2016年の「新語・流行語大賞」を発表 受賞者が喜びのコメント 緒方孝市監督から初めて“神ってる”と言われた時を「今まで褒められたことがなく、褒め言葉だと思ったのでうれしかった」と振り返った。緒方監督には「神ってるという言葉で僕を知ってくれた方は数多い」と感謝した。
最近起きた“神ってる”ことについては、11月の侍ジャパン強化試合で延長10回に放った決勝の満塁弾を挙げた。野球人気に陰りが出ていると指摘する向きもあるが「この言葉をきっかけに数多くの人が興味を持ってもらえれば」と期待する。 広島は、25年ぶりのセ・リーグ優勝を遂げたものの、日本シリーズでは北海道日本ハムファイターズに敗れた。「来年は日本一をとれるよう今からトレーニングをしてやっていきたい」と早くも来季に気持ちを切り替えていた。 (取材・文:具志堅浩二)