毎週練習してるのに何年かかっても100が切れない…どんな原因が考えられる? 実は簡単な目標ではなかった!?
練習場はナイスショットが出る環境が整いすぎている
ゴルファーのなかには、数カ月ですんなり100を切れてしまう人もいれば、何年かかっても切れない人がいます。芸能人や有名人が「〇カ月で100を切った!」という記事を目にする機会は多々あるので、「自分はゴルフのセンスがないのかも……」と落ち込んでしまうゴルファーもいるかもしれません。 【ビシッと伸びた左腕!】これがカッコいいフォローが決まる片手打ち練習のやり方です
では、ゴルフ歴が長いにもかかわらず100を切れない人には、どのような原因が考えられるのでしょうか。東京都目黒区でハリーゴルフスクールを経営するレッスンプロのハリー石川氏は、以下のように話します。 「昭和の時代は『100を切ることが人生の目標』といわれていたぐらいなので、そこまで簡単なことではないことを認識することが大切です。ゴルフはよくできていて、100という分かりやすい数字が存在するので、ほとんどのゴルファーが目標としていますが、しっかり練習とラウンドをこなさなければ達成できません。まず自分自身が高い目標に挑んでいる認識を持つ必要があります」 100が切れるゴルファーは全体の3割ほどといわれているので、大半は切れていないのが実情です。そのため、人並み以上に練習をこなす必要がありますが、やみくもにこなしても100は切れないと石川氏は話します。 「練習場はナイスショットが出やすい環境が整いすぎているので、練習場でうまく打てて満足しているだけでは、ラウンドで結果は出せません。特に同じ練習場、同じ打席で練習をしているゴルファーは注意が必要です。実はショットする際は、ボールだけを見ているのではなく周りの環境も視覚的に捉えて打っています。そのため、同じ環境で何度も打っていると全体のピントが合ってきて、ナイスショットが出やすくなります」 「しかし、コースでは常に異なる視覚環境やライのなかで、一発でナイスショットを打たなければいけません。多くのラウンド経験を積むのが一番ですが、いつもと異なる練習場を利用したり打席を変えたりして、視覚環境を変える癖を付けるとコースでも実力を発揮しやくすくなります」