甲子園交流試合 開幕 一戦にすべてを
2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。午前9時15分から始まった開会式は新型コロナウイルスの感染防止のため簡素化。入場行進や吹奏楽部の演奏などはせず、開幕試合の大分商と花咲徳栄(とくはる)(埼玉)のみが参加し、両校主将が選手宣誓した。(12、13、23面に関連記事) 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 開会式では、日程順に招待校の名前がアナウンスされると、バックスクリーンの大型ビジョンに各校ナインの集合写真が映し出され=写真・猪飼健史撮影、スタンドから部員や保護者らが見守った。 選手宣誓では、大分商の川瀬堅斗主将(3年)と花咲徳栄の井上朋也主将(同)が声をそろえた。スピーチの間は大型ビジョンに32校の集合写真が同時に映し出され、招待校の選手が開会式に参加しているような演出がなされた。新型コロナ対策のため原則無観客。スタンドからの鳴り物もなくマスクを着用した部員らの応援は拍手や手拍子で、ベンチに入る選手の声が球場により響いた。【荻野公一】