「先生ありがとう、お父さん、お母さんありがとう」 小中学校の卒業式がピーク
「先生ありがとう、お父さん、お母さんありがとう」。長野県内の公立小中学校では15日、2023年度の卒業式のピークを迎えた。県教育委員会によると、この日は小学校145校、中学校102校で児童生徒が卒業証書を受け取った。 【写真】卒業式で感極まって涙ぐむ児童 長野市南部小学校では進学先の中学校の制服などを着た約100人が卒業証書を受け取り、新たな学び舎へ旅立った。 式辞で校長は、新たな旅立ちに向け「みなさんの未来にはたくさんの楽しいことがあると同時に一人思い悩むこともあるでしょう。そんなときこそ、あなたを支える誰かがいることを思い出してください」と語りかけた。 卒業式の後は各教室で、担任教諭と最後の時間を過ごした。初めて教え子を卒業生として送り出したある女性教諭は「先生を先生にしてくれてありがとう」と涙ながらに感謝を伝え、クラス全体に涙が広がった。 女子児童の一人は「6年生全体で合奏したことが一番の思い出。学年としての一体感があった。楽しくて幸せな6年間でした」と笑顔を見せた。