対ニジェール、先見えず 軍事介入回避へ外交努力
【パリ共同】西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は4日、クーデターが起きたニジェールへの軍事介入計画を策定したと発表した。大規模な地域紛争につながる恐れがあるため介入はできる限り回避し、外交努力での解決を目指す考えだが、軍事政権側が歩み寄る様子はなく、先が見えない状況が続いている。 軍事政権は3日、フランスとの間で結ぶ複数の軍事協定の破棄を発表。政権の既成事実化を進め、権力返還とは正反対の動きを見せた。 一方、フランスは軍事政権を認めておらず、民主的に選ばれたバズム氏の政権が合法的な政府との立場を崩していない。