自在な走りが魅力の藤原

　ボートレース宮島で「ルーキーシリーズ第１９戦　スカパー！・ＪＬＣ杯」は１４日から６日間の日程で開催される。今年優勝４回の藤原碧生がリードするが、直前のルーキーシリーズ第１８戦（福岡）を制した原田才一郎は連続Ｖを狙い、大沢風葵や飛田江己らも優勝争いに加わってくる。 　藤原はデビューから２年４か月の今年３月、浜名湖ルーキーＳで初優勝を飾った。勢いに乗って６月の地元・児島一般戦、７月の若松ルーキーＳ、９月の下関ルーキーＳでも頂点に立った。優勝戦の決まり手が逃げ２本、まくり、差しとバラエティーに富んでいるのは魅力だ。自在な運びで年間５Ｖに挑む。 　原田は前節の第１８戦で、昨年１１月の戸田ルーキーＳ以来、約１年ぶりに優勝した。悲願の地元初Ｖでもあった。今年１０回の優出は今節メンバーでは最多で、安定感は十分だ。勢いに乗ってルーキーＳ連覇を狙う。 　今年優出７回の大沢は、昨年３月のルーキーＳを制したように当所との相性はいい。飛田は１０月に江戸川と大村でルーキーＳを２回制覇した。常住蓮は３月の地元・からつで初優勝すると、８月のお盆レースでも優勝した。田頭虎親は２０年３月のルーキーＳで初勝利を挙げた宮島で初の頂点も目指す。 　栗城匠はメンバー最多の通算５Ｖを挙げ、Ｇ１優勝の実績もある。４月の三国ルーキーＳ覇者の前田翔、７月の戸田で初Ｖを果たした砂長知輝も侮れない。地元・広島の選手では８月の当所で初優勝した大原祥昌に期待が集まる。