軽視してしまっていた。次こそしっかり選んで買いたいくず入れ。
転居を機に、部屋の片づけをしていると、どんどん出てくる捨てたいもの。ざっくり入れられる大きいボックスや、投げてもスッと入ってくれる角度のついたゴミ箱など、考えてみるとあると嬉しいくず入れって結構多い。そもそも部屋で主役級の存在感だし、機能美にデザインも備わっていたらなお良しだな。 ワンテーマ・オブジェクト
1. 〈サイトーウッド〉のNo.903GR
1948年から静岡で制作し続ける老舗のダストボックス。グレーだから化学素材のモノと勘違いしそうになるが、バスウッドと呼ばれる材木を特殊な技術で重ね曲げられた、まさかの木製。Φ255×H300mm。
2. 日本のアンティークバケツ
丸太を削り出した野生味のあるボディだけでなく、アンティークだからこその黒光りした色味が◎。取っ手の接合部分が竹で編まれていたり、意外と垣間見える繊細さが拍車をかけて美しい。Φ215×H280mm。
3. 〈ぶんぶく〉のツートーンテーパー
バケツから転用したことで生まれた大正7年創業〈ぶんぶく〉社の名作の“縁”だけをリデザイン。学校や飲食店などあらゆるところで愛され続ける、これぞチープシックなくず入れ。Φ220×H286mm。
4. 〈オルスコフ〉社のスチールペーパーバスケット
スチールとラタンの組み合わせが目を引く、女性建築家グレーテ・コーネロップ・バングが1955年に手掛けた〈オルスコフ〉社の逸品。マガジンラックとしても優秀なデンマーク製。W320×D180×H330mm。
5. セネガル生まれのモダンなバスケット
セネガルの職人が地元の植物と再利用されたプラスチックの紐で手織りしたバスケットは、手仕事の温かみがありながらもモダン。ひとつあれば部屋が一気に華やぐこと間違いなし。Φ260×H280mm。(ザ・コンランショップ 新宿店☎︎03・5322・6600)
6. COLOR and EMPTINESS
天板や棚板などで主に使われるメラミン化粧板をボルト留めした、底がないタイプのくず入れ。しなやかな薄い素材ゆえ軽量なのも特筆点だが、デザインが異なる2つの面を繋いでいて、気分転換で見せる面を入れ替えられるのも良い。Φ270×H350mm。
7. 折畳み式の防災用ボックス
’70~’80年代に制作されたこちらの紐付き防災用バケツは内側が洗えて嬉しいビニール製だし、ロゴ通りもしもの備えにもぴったり。壁掛けもできるから、レイアウト次第でくず入れの幅がぐっと広がるのだ。Φ220×H260mm。