<プロ野球速報>中日が阪神鳥谷のサヨナラ失策で勝利も48年ぶり屈辱記録
中日は、9回に阪神の松田から、先頭の堂上が三塁線を破る二塁打で出塁。ビシエドが歩かされ、無死一、二塁から木下がバントを決めて一死二、三塁のサヨナラ機を作った。阪神は、左腕の高橋にスイッチ。中日ベンチは、左の亀澤をそのまま打たせ、内野フライ。二死となって1番で起用されているドラフト2位、京田の流し打った打球は、三塁正面へのゴロとなったが、これを鳥谷が一度、ジャックル。あわてて、一塁へ送球したが、ファーストに頭から滑りこんだ京田が先にベースにタッチ。劇的なサヨナラ勝利をつかんだ。 ラッキーボーイとなった京田は、「なんとかくらいついて前に打てば、なんとかなると思って食らいつきました。僕の持ち味は足なので全力疾走しました。いつも苦しい試合ばかりでファンの皆様に不甲斐ない姿を見せているんですが、明日も勝って連勝できるようにしたいです」と笑顔で勝利インタビュー。 試合後、森監督は、「疲れますね。ああいうこともある。いつもうちがやっていることなんだけど、むこうも大きいミスがあった。ピッチャーも踏ん張ったし打線もがんばった。スカッとはいかないがよしとしてください」と、ほっとした表情を浮かべていた。 鳥谷は、この日、金本監督を抜き歴代単独2位となる連続試合出場「1767」の記録を作ったが、その記念すべき試合で、あまりにも痛いミスを犯してしまった。