米女子ゴルフ、五輪残り「1枠」争う3人、古江彩佳と山下美夢有は15位発進も畑岡奈紗は107位と大きく出遅れる
◇20日 女子ゴルフメジャー第3戦 KPMG全米女子プロ第1日(米ワシントン州、サハリーCC) 【サマミシュ(米ワシントン州)テッド・ムース】パリ五輪日本代表入りを争う古江彩佳(富士通)と山下美夢有(加賀電子)は、1アンダーで15位。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は5オーバーで107位と、大きく出遅れた。渋野日向子(25)=サントリー、岩井明愛(21)=ホンダ、西郷真央(22)=島津製作所=が70で回り、2アンダーで首位と2打差の4位。トップは、レキシー・トンプソン(米国)。 古江は4バーディー、3ボギー。「微妙なパーパット、ボギーパットが多かったが、この難しいコースの中、うまく耐えられた。気持ち的にフラットにできた」と、2日目以降のチャージに自信がありそう。山下は最終9番で第1打を打つ直前、突然ギャラリーが倒れて5分ほど中断するハプニングがあったが、6バーディー、5ボギーでまとめた。「明日もしっかりアンダーパーを目指す」と、逆転での代表入りを見すえた。 一方、2週前の大会で茂みに入ったボールの捜索時間が規定をオーバーしたと判断され、スコアの過少申告で失格になって以来のプレーだった畑岡は、リズムに乗れず、4連続ボギーも。「なかなか思うような体の動きができなかった。前半はなんとかうまく変な動きを抑えられたと思うが、後半はちょっとそれが出てしまった」と、顔を曇らせた。 ◆パリ五輪の女子日本代表争い 24日付の世界ランキングに基づく五輪ランクで決まる。各国・地域2人まで。前週までのランキングで、6位の笹生優花は当確。前回の東京五輪はフィリピン代表で出ており、国籍をまたいでの2大会連続となる。 2番手争いは、ランク20~22位に、古江彩佳、畑岡奈紗、山下美夢有が並ぶ。また、前週の国内戦で優勝した岩井明愛が36位に上がって猛追。竹田麗央は42位。渋野日向子は11番手の62位。 上位選手はこぞって、ランクへの反映ポイントが大きいKPMG全米女子プロに出場しており、大会の順位が序列を大きく左右する。 男子はすでに、松山英樹(レクサス)と中島啓太に決まっている。
中日スポーツ