トマト加工品がピンチ…ケチャップ、トマトジュースが次々と値上げ トマトの価格は安定してきたのに… 静岡
洋食店「1~2割上がった。だいぶ痛い」
新たな“トマトショック”と言っても過言ではない加工品の値上げ。飲食店でも影響が出ていました。 堀優奈アナウンサー:「静岡市駿河区の洋食店です。こちらのお店でもトマトの加工品の値上がりによる影響を受けているということです」
静岡市内の洋食店では、オムライスやナポリタンにトマトソースを使用していて、それを作るために、多くのケチャップを使用しているといいます。 レストランAoki 青木大悟シェフ:「ここ最近で徐々に上がってきたが、1~2割上がってきた。だいぶ痛いところ」
堀優奈アナウンサー:「(食べる)ふわふわです。トマトの酸味がきいたデミグラスソースとタマゴの相性がバツグンです」 店ではオムライスを1皿作るのに、ここ最近でトマトの加工品だけでなく、様々な材料の物価高騰を経験。タマゴに関しても今でこそ価格が落ち着きましたが、去年の「エッグショック」時には価格の変動を大きく受けました。 レストランAoki 青木大悟シェフ:「一つ一つの値段を考えると、すごく振り回されている感じになってしまう。全体的に見て、何となく上がっているな、下がっているなという感じでやっていくしかない」
レストランAokiでは家族で経営をし、人件費を抑えるなど様々な工夫をしながら、ランチメニューは800円で提供。他のメニューも値段を変えていないといいます。 レストランAoki 青木大悟シェフ:「ランチタイムなんかは特に周りのサラリーマンのお客さんが多くいらしてくれて、その方達の給料ってみんな上がっていないってよく聞くので、やはりそれを考えると、うちが値段を上げないでやっていた方が、きっとみんなも喜んでくれるし、今まで通り来てくれるので、そこで何とか踏みとどまっている」 価格が目まぐるしく変わる中で、試行錯誤しながら進んでいる飲食業界。願うのは“安定”です。 レストランAoki 青木大悟シェフ:「価格が落ち着いてくれるのと、もっと言えば価格がどんどん下がってくれるとありがたい。あとはお客さんの給料も上がって欲しいですね」