韓国国会、福島第一原発の汚染水放出中止と韓国政府の対応要求を決議
韓国国会は、日本の福島第一原発の汚染水放出の中止と韓国政府の対応を求める決議をあげた。 国会は26日の本会議で、「福島第一原発汚染水海洋投棄1年、国民と水産業界の保護のための日本政府の汚染水海洋投棄の中止、および韓国政府の対応を求める決議案」を、200人の在席議員中、賛成145人、反対53人、棄権2人で可決した。 野党「共に民主党」のイ・ウォンテク議員が代表発議した決議案は、日本の福島第一原発の汚染水放出1年を迎え、海洋放射能検査と水産物市場への放射能検査装置の拡充、水産業界に対する制度的な保護装置を韓国政府に求める内容が含まれている。また、来月のロンドン条約およびロンドン議定書の締約国会議で、日本の汚染水投棄がロンドン議定書違反であることを明らかにするとともに、国際海事機関(IMO)で紛争解決手続きを行うよう求めている。 日本政府に対しては、汚染水の海洋投棄を中止するとともに、汚染水の海洋投棄が海洋生態系や人体に及ぼす影響を客観的に検証するよう求めている。国際原子力機関(IAEA)に対しては、国際的な海洋環境研究団体と協力して海洋調査を行うなど、責任ある姿勢を取るよう求めている。 コ・ハンソル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )