嬉しかったにせよ残念だったにせよ、衆院選の結果を賢そうに語る方法
【与党を応援していて「残念な選挙結果」になった場合】 「マスゴミのネガキャンが効いたよね」とマスコミのせいにするのも、「やっぱり石破じゃ無理だったんだよ」と個人の責任に矮小化するのも、現実から目をそらした悲しい負け惜しみにしかなりません。「日本人はムードに流されやすいから」と言って、暗に「日本人の民度の低さ」を嘆くのも、与党自身の問題点を棚に上げているように聞こえそうです。 あくまでたとえばですが「さすがに、あの2000万の問題はダメージが大きかったよ。説明だって、子どもの言い訳かよって言いたくなる情けなさだったしね」とか「裏金の問題も特定の宗教団体の問題も、結局はうやむやにしちゃってたからな」などと、問題点を冷静に語ったほうが、ちゃんとした人に見えるでしょう。「いろいろ反省して、また出直すしかないね」と、前を向いたコメントで潔さや強さを印象づける手もあります。 選挙結果が出たあとは、ご自分の立場に応じて4つのうちのどれかをご活用ください。あるいは、結果について何か言っている人に対して、「そうか、この人はこういう人だったのか」と判断するための手がかりにしていただいてもかまいません。 与党がしぶとく粘るせよ野党が健闘を見せるにせよ、すべての政治家のみなさんにおかれましては、世の中が少しでもいい方向に変わっていくように、全力でご奮闘いただけたら幸いです。お金儲けや政治家としての出世を考えるのは、ほどほどにしていただいて。