菊池風磨の弟でプロボクサーの音央が47秒電光石火の初KO勝利
◆プロボクシング 「WHO’S NEXT ダイナミックグローブon U―NEXT 『GOAT MATCH』Vol3 日中タイ友好親善6VS6」 ▽62・60キロ契約体重4回戦 菊池音央―ゴン・エンコン(18日、東京・後楽園ホール) 人気アイドルグループ「timelesz」の菊池風磨の弟・菊池音央(ねお)=新日本木村=が18日、日中対抗戦でゴン・エンゴン(中国)と対戦した。1回に連打で追い詰めると、再度、ラッシュ。レフェリーが試合を止めたのは試合開始わずか47秒のことだった。「1ラウンド目から体力切れてもいいからと温存しなかった」と初のKO勝ちに自然と顔がほころんだ。 戦績は20歳の菊池が2勝(1KO)2敗、ゴンが2敗。 菊池は昨年11月に西畑直哉(T&H)に判定負け。フィジカル強化の必要性を感じ、元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(志成)などを指導する野木丈司トレーナーの練習に参加。数十本に及ぶ段差の違う階段ダッシュなどで、瞬発力、スタミナが大幅に高まった。 野木トレーナーから「1ラウンド目から飛ばしていけ。いけるときにいかないとズルズルいってしまう」とアドバイスされた通りの展開で倒しきった。それでも、「比嘉さんや(木村)吉光さん、大湾(硫斗)さんのようにスパッと倒したかった」と不満顔。レフェリーストップではなく、リングに沈められなかったことを悔しがった。 好物の「ラーメン次郎」も1か月半断って、この試合に照準を合わせてきた。大好きな人気アニメ「NARUTO」のメインテーマ曲を入場曲に、髪色も主人公のうずまきナルトと同じ金髪にして臨んだ。相手は「DRAGONBALL」の「摩訶不思議アドベンチャー」で入場。「アニメ対決、負けられないなと思った」と完勝できたため、再び笑顔が戻った。 プロ4戦目。判定勝ちした昨年9月の古川光治(伴流)との東日本新人王準決勝以来8か月ぶりとなる白星、そして初のKO勝利。新しいネオがリング上で輝いた。
報知新聞社