8月9日は野球の日 心を揺さぶる熱き野球映画を観る
8月9日は、「や(8)きゅう(9)」の語呂合わせと、全国高校野球大会の期間中であることから、スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが『野球の日』に制定している。その『野球の日』に、90周年を迎えた全国高校野球が甲子園で開幕し、球児たちの熱い戦いが繰り広げられる。 白球を追う高校球児たちの姿には毎年、さまざまなドラマが起こり感動を与えてくれるが、それだけではない。プロ野球も23年ぶりのリーグ優勝を目指す広島の躍進などによる“混セ”など、見どころ満載。海の向こうでは、日本人メジャーリーガーや、今季限りでユニホームを脱ぐヤンキースのデレク・ジーター選手の最後の勇姿など、野球を通じて、心に何かを残してくれている。そこで『野球の日』にちなんで、心をアツくしてくれる『野球映画』をチェックしてみてはいかがだろうか? ■『フィールド・オブ・ドリームス』(1990年) 野球映画の象徴的な作品であり、感動作。「それを作れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始める。それがきっかけで起こるさまざまな奇跡を描いている。ケビン・コスナーが主演のレイ・キンセラを演じている。 ■『バッテリー』(2007年) 累計800万部を超える驚異的な売上げを記録している、あさのあつこの原作を映画化。岡山県の片田舎を舞台に、野球を通じて成長する少年たちや、家族、仲間との絆を描いた作品。あどけなさの残る少年たちが、まっすぐに野球を愛して、没頭する姿には胸を熱くさせられる。 ■『マネーボール』(2011年) メジャーリーグの弱小球団、オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、当時としては斬新なセイバーメトリクスと呼ばれる手法で、チームを再建していくストーリー。鮮やかにチームが蘇っていく様子は痛快だ。ビーンGM役を主演のブラッド・ピットが演じている。 ■『ミリオンダラー・アーム』(2014年10月4日公開) ディズニーが送る実話を基にした野球映画。崖っぷちスポーツエージェントのJB・バーンスタインが野球未開の地インドで逸材を発掘し、メジャーリーグデビューさせるという奇策で起死回生を狙う。インドの青年2人をメジャーリーガーの卵として、アメリカへ送るがその結末は・・・。 ■『KANO 1931海の向こうの甲子園』(2015年1月24日公開) 日本統治下の1931年、台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝した嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描く台湾映画。新任監督の近藤兵太郎のもと、猛特訓を受けた野球部員は、次第に勝利への強い思いがわき上がり、甲子園出場の夢を抱くようになっていく。 この他にも、『オールド・ルーキー』(2002年)や、『メジャーリーグ』シリーズ(1989~1998年)など、野球映画は数多い。『野球の日』をきっかけに、さまざまな角度で描かれている野球映画で楽しんでみてはいかがだろうか?