「複業」で移住いかが 10日、オンラインで経験者ら講演、和歌山県田辺市
和歌山への移住を考える上で、仕事を複数持つ「複業」を選択肢にしてもらうためのオンラインセミナーが10日に開かれる。和歌山県田辺市龍神村小又川に移住した正木吉紀さん(46)らが、仕事やライフスタイルについて自身の経験を踏まえて紹介する。 【多くの買い物客が来店 龍神村にコンビニオープン、和歌山県田辺市の記事はこちら】 県、仕事旅行社、カヤックが主催する。働き方を一つに絞ることなく、好きなことや得意なことを生かして複数の仕事をこなしている和歌山への移住者を紹介する企画。「和歌山県の自然に寄り添うマルチワーカーに聞く、私らしい『複業ライフ』の作り方とは?」と題して開く。 新潟県出身の正木さんは16年前、東京から小又川へ移住。一棟貸しやバンガロー、テントサイトといった宿泊施設運営、飲食店運営を柱に、依頼に応じて地域のニーズに合わせた副業をしている。 正木さんは「以前は、地方に引っ越し生活するためには仕事を持っていく、という既成概念があったと思う。セミナーでは移住後に自分がしてきたことを話すつもりで、参加者の皆さんには、選択肢や生き方についてそれぞれ何かつかんでもらえればうれしい」と話している。 正木さんのほか、紀美野町に移住後カフェ&ゲストハウス「きみの さいか亭」を運営する水島千絵さんによる紹介もある。 オンラインセミナーは10日午後7時~8時半。参加申し込みは開催時刻直前まで可能で、県地域振興課が運営するホームページ「わかやまLIFE」から申し込めばよい。開催日時に参加できない場合も、申し込んだ人にアーカイブ動画を提供する。
紀伊民報