学びは世界を変える力に 山形東高の創立140周年記念式典、発展さらに
山形市の山形東高(渡辺晃校長、722人)の創立140周年記念式典が29日、同市のやまぎん県民ホールで行われた。在校生や関係者約1000人が、「文武両道」「質実剛健」「自学自習」の校是を胸に、一層の発展を遂げる決意を新たにした。 同校と記念事業実行委員会(高橋一夫会長)が主催。式典で渡辺校長は「探究型学習の先進校として進化し続けなくてはならない」とし、在校生に「大いに自分を磨き、社会を支える人材になってほしい」と呼びかけた。生徒会長の2年庄司歩果さんが「学ぶことは世界を変えていく大きな力を秘めている。貪欲に学び、一歩一歩歩んでいきたい」と決意を述べた。 席上、記念事業に貢献した企業の関係者に感謝状が贈られ、宇宙飛行士の毛利衛さんによる記念講演も行われた。 同校は1884(明治17)年、本県初の県立中学校として開校。山形中学校、山形第一高等学校などと改称し、1950(昭和25)年に現在の名称となった。