福岡商工会議所主催の新年祝賀会 福岡の経済トップの選んだひと文字は?
テレQ(TVQ九州放送)
経済界の顔が一堂に会する福岡商工会議所主催の新年祝賀会には、約1000人が集まりました。谷川浩道会頭の選んだ今年の漢字は。 福岡商工会議所 谷川浩道会頭 「『凜』という一文字。困難が目の前に立ちはだかっても自分の意思をしっかり持ち、自らの力で正しい行いをしようとする姿勢を表す」 木戸優雅アナウンサー 「いま和やかな雰囲気の中、始まったがこれから各業界のトップに今年の展望を漢字一文字で書いてもらう」 まずは、九州経済連合会と西鉄の会長を務める倉富純男さんです。 九州経済連合会 倉富純男会長 「『一』。ワンフクオカとして福岡が頑張るのもある。ワン九州で、九州全体、半導体を中心に頑張っていく」 西鉄は、2024年、西鉄電車開業から100年。福岡の大動脈として地域に根ざしてきましたが、2025年4月、天神の中心部に大型複合施設「ワンビル」を開業し、新たな事業にも力を入れていきます。 西日本鉄道 倉富純男会長 「九州全体でイノベーションを起こしていくリーダーになるようなビルディングになってもらいたいし、どこを取っても今年は一番になっていくということで『一』にしたい」 岩田屋三越の左中社長が選んだ一字は「個」 岩田屋三越 左中樹太郎社長 「今は客のニーズが多様化してきている。今までは一つの商品をたくさん売るビジネスモデルだったが、一人の客にたくさん売るビジネスモデルに変わってきている。それに対応するためにもマス型のビジネスから「個」にフォーカスしたビジネスに変えていきたい」 西部ガス 加藤卓二社長 「蛇の勢い、態勢の勢。そういう意味で西部ガスもグループ事業を多角化しているので隙のないグループに仕上げていきたいなという意味で「勢」という字にしました」 西日本シティ銀行 村上英之頭取 「今年の一文字は、定まるを選びたい。昨年を振り返ってみるといろいろなところで不透明感が強まった一年だと思います。今年は是非安定落ち着きそして先の見通しのはっきりする一年になってほしいという思いを込めて、だからこれは展望というより願いを込めて」 それでも福岡市を中心に開発ラッシュが起きているなか、資金需要については、期待をしています。 「天神ビッグバン、博多コネクティッドというプロジェクトの中で、多くのビルが順調に竣工に向けて進展していますので、しばらくはこういう動きはしっかり経済の基盤になってくれると思います」 2024年、浸水隠しの問題でクイーンビートルの撤退を決めたJR九州の古宮社長は、「前」を強調。安全を最優先に「前」に進むとしました。 JR九州 古宮洋二社長 「今年も安全を最優先に、安全をグループ全体でゼロから考えようということ。とはいえ、これからの未来に向けて新しいJR九州グループを作っていくために前向きに取り組んでいこうと」 その1つとして、鉄道事業以外の新たな収益の柱を作っていきたいと意気込みます。 Q.候補に挙がっているものはいくつかある? 「あるが時間がかかるものだし、まだ秘密。もう少し時間をかけて皆さんにお知らせできるようになればその時にお知らせしたい」
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