18歳の自称高校生を現行犯逮捕 ”客引き”行為の取り締まりに密着!賑わい戻る繫華街で横行する客引きの実態に迫る
会社の忘年会や友人との飲み会など繁華街を利用する人も増えてくるなか、その繁華街で横行しているのが客に声を掛け自分たちの店に勧誘する違法な「客引き行為」だ。 【▶動画を見る】「お探しは?」繁華街で横行する“客引き行為” 捜査に密着! 街の治安を守るために捜査を進める新潟県警の取り締まりに密着した。
賑わい戻る繁華街で横行する”客引き”
新型コロナウイルスの影響も収まり、にぎわいが戻りつつある新潟駅前の繁華街。 多くの人が行き交う駅前を歩くと、近づいてくるのは黒いスーツに身を包んだ男たち。 「お探しは?キャバクラとか?」 「何かお探しは?」 いま、横行しているのがこうした特定の店に客を呼び込むいわゆる「客引き行為」だ。
新潟警察署の清野純一生活安全課長は、こうした客引きの取締りについて「ウチの店に来てくれということで歓楽的な雰囲気を醸し出すような客引き行為、これは皆さんが迷惑しているので”新潟県迷惑行為等防止条例“という形で規制させてもらっている」と話す。 県内では2008年4月から執拗な客引きやキャバクラなどの歓楽的な雰囲気を醸し出すような客引きなど、不当な客引き行為の禁止が条例に追加されている。
しかし、街の人からは「キャバクラの客引きだったら『かわいい子いるよ』みたいな感じで」「友達とかでも東京でぼったくりに引っかかったっていうの話しは聞いていたから怖いなと思って。出来ればやっぱり関わりたくない。辞めてほしいという感じ」など、今も客引きが横行している現状を話す。 さらに、まだ飲酒すらできない10代女性からは「『キャバクラやらない?』って声かけられるのもあった。女の子に対して」と、耳を疑うような誘いを受けた現場を目撃したという話しもあった。
パトロールで客引き防止を呼びかけるも…
新潟駅前では地元や学生ボランティア、新潟市、県警などが「公共の場所における不当な客引き、執拗、強引な客引きは条例により禁止されている」などと客引き防止を呼びかけながら繁華街を練り歩く。 月に3回行われているこの活動は10数年前から続けられていて、ピンクチラシの削減には効果があったとする一方で、客引きの撲滅に対してはまだ目に見えた効果は出ていないばかりか、最近はこうしたパトロールを悪びれる様子もなく無視している現状があった。