一体何が“ゲーミング”なのか?異彩を放つ「ゲーミングマンション」が再びTGS出展 既に3棟目の賃貸も開始
9月26日から29日にかけて幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2024」では、ゲーミングデバイスやパソコンといったゲームにまつわるあらゆるモノが集結。家財メーカーなど異業種の出展も目立つなか、不動産業からは「ゲーミングマンション」と銘打つブースが出展され、来場者の目を引いた。 【画像】新たに建設された「ミュージションプラス世田谷経堂」の内観・コンパニオンの姿&参加型企画でにぎわう会場(全7枚) ゲーミングマンションはその名の通り、ゲームプレイに特化した住宅構造を持つマンションで、今年で三年連続でのゲームショウ出展となった。昨年は異様なネーミングとインパクトでネットでも大きな注目を集めており、今回も遮音性能をアピールすべく、配信者によるステージや、防音室で大声を叫びデシベル数を計測する参加型企画などが催された。
配信者・ゲーマー特化の機能性
このマンションの正式名称は「ミュージションプラス」で、同社が20年来より展開する24時間楽器演奏が可能な賃貸マンション「ミュージション」の防音・遮音のノウハウを応用しつつ、ゲーマーや配信者のニーズに応える機能群を追加した住居になっている。 防音性能以外の特徴としては、最大10Gbpsの高速インターネット環境と、2回線のプロバイダーを同時契約できる特典、強力な換気機構、照明や電源の配置を自由に変更できるダクトレール、配信背景設置用のピクチャーレール、来客を知らせるフラッシュライト、ハイスペックPC対応の200V電源などが挙げられるという。 同社によれば、同シリーズからすでに2棟を展開しているといい、今年9月には早くもシリーズ3棟目となる「ミュージションプラス大森山王」をJR大森駅徒歩3分の場所に建設中していた。さらに、既存の住宅に防音室を設置する「防音リフォーム」サービスも2024年9月より開始したことを発表した。 出展企画を担当した株式会社リブランの川添愛彦氏は、自身もゲーム愛好家であることを明かし「昨年の東京ゲームショウに出展した際(中略)ゲーマーや配信者にとって、活動の命綱とも言える高速回線と防音性能を兼ね備えた住まいは、今後ますます必要とされるだろうと確信を得ました」とコメント。 続けて「来場者のみなさまと同じくゲームを愛する身として、自宅での活動時に音問題で悩む仲間たちの役に立つべく、ゲームショウ出展を通じてたくさんのゲームファンから住まいに求める設備や機能をうかがい、今後の商品開発に徹底的に活かします。」)と述べている。
オタク総研編集部