ブドウの食味などを審査した「リンベルぶどうアワード」＝山形市

　創業地と物流拠点が山形市のカタログギフト最大手リンベル（東京、東海林勇丞社長）は17日、同市流通センターの山形ハブオフィスで、品評会「リンベルぶどうアワード」を開催した。契約農家から大粒ブドウ50点が出品され、試食などの審査の結果、平学さん（南陽市）がシャインマスカット部門で最優秀賞に選ばれた。 　見た目だけでなく、食味なども重視した。生産者と同じ目線で品質を追求し、パートナーとしての関係強化を目的としている。7回目の今回は、シャインマスカット部門に21点の出品があったほか、「ピオーネ」「赤い大粒ぶどう」など計5部門を設けた。 　東海林社長ら役員や社員、東北農林専門職大農林業経営学部の石黒亮准教授ら3人の外部審査員を含む計14人が審査した。生産者名を伏せた状態で糖度や味を審査した。審査に先立ち、東海林社長は「ブドウは山形を代表する特産物。本品評会を、さらなる品質向上と、技術革新の機会としたい」と述べた。他の審査結果は次の通り。

　◇シャインマスカット部門　▽2位＝高橋徹（山形市、最高糖度賞）▽3位＝大山拓也（村山市）小関清一郎（南陽市） 　◇ピオーネ部門　▽最優秀賞＝川島朋美（鶴岡市） 　◇赤い大粒ぶどう部門　▽最優秀賞＝植木哲夫（南陽市、クイーンニーナ） 　◇その他（県内）　▽特別賞＝佐竹祐宏（南陽市、ＢＫシードレス） 　◇同（県外）　▽特別賞＝寺島正博（長野・長野大同青果、ナガノパープル）