「ワイルド・スピード」ドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルの確執についてジョン・シナが見解を語る

「ワイルド・スピード」ドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルの確執についてジョン・シナが見解を語る

ジョン・シナが、「ワイルド・スピード」シリーズの共演者であるドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルの長年にわたる確執について、自身の見解を述べている。 「ワイルド・スピード／ファイヤーブースト」画像・動画ギャラリー ダックス・シェパードのポッドキャスト番組「Armchair Expert」に出演したシナは、ジョンソンとディーゼルの間で長きにわたって続く緊張状態について意見を述べた。シナは舞台裏における2人の確執について噂があることはを否定せず、対立の原因として考えられるのは2人の類似点だと指摘している。 「確かにそういう噂はありますね。それは否定できない」とシナは言う。「超アルファ（リーダー格）でがむしゃらな人間が2人いますからね。2人ですよ。（そういうタイプは）1人しかいられない」 シナは、『ワイルド・スピード／ジェットブレイク』でディーゼル演じるドムの疎遠になっていた弟、ジェイコブ・トレット役として参戦し、正式にファミリーの一員となった。彼は、すでに確立された映画シリーズへ参加した経験について、自身がレスリングのキャリアで遭遇した環境に似ているとも述べている。 「世代を超えたベテランがいるロッカールームに僕は放り込まれたんですよ」とシナは言う。「お父さんの仕事は？ と聞かれたらレスリング、おじいちゃんは？ と聞かれればレスリング、という環境。空気を読んでその場に適応していくんです」 「僕は誰かの家、誰かの家族に招き入れられています。見た目はともかく、これは9作続いてきたIPの1作で、アクション映画ですからね。めったにないことですよ」とシナは付け加える「最低限、そのことに対するリスペクトはあるべきです」 シナ自身も、プロレスラーからハリウッド俳優に転身したジョンソンと同じキャリアを辿ったにもかかわらず、ジョンソンと長年にわたる確執を抱えていた。しかし、昨年シナは公に謝罪し、ジョンソンの信頼を裏切ってしまったと認めていた。 ジョンソンとディーゼルの確執は、2016年にジョンソンがInstagramで、『ワイルド・スピード ICE BREAK』の共演者を「弱虫」、「ビビリ野郎」と呼んだことで明るみに。2人の不仲は2019年に終わったかに見えたが、ジョンソンへの態度はパフォーマンスを引き出すための「愛のムチ」だったとするディーゼルのコメントを受けて、のちにジョンソンは「ワイルド・スピード」10、11作目には出演しないと明かしていた。 2021年、ディーゼルはInstagramでジョンソンに向け、『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』に出演するよう促し、和解を試みている。しかし翌月にジョンソンはこの申し出を拒否。「私が戻ることはない」としていたものの、『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』のミッドクレジットシーンにはジョンソン演じるホブスが登場し、ファンを驚かせた。