第一回全国大学生日本語スピーチコンテストが浙江大学で開催
【東方新報】第一回全国大学生日本語スピーチコンテストと第15回浙江省大学生日語スピーチコンテストが浙江大学(Zhejiang University)で21日、同時に行われた。この大会には、全国40以上の大学から58人の選手が参加し、中国の大学生が持つ高い外国語能力が披露された。 若者は国と国をつなぐ重要な架け橋であり、相互理解や協力を深める上で大きな役割を果たしている。外国語を学ぶことは、単にコミュニケーションの道具を手に入れるだけでなく、他国の文化を深く理解し、人びとの心を結びつける鍵となる。 「この大会は、選手たちに自分を表現し挑戦する場を提供するとともに、全国の大学の日語専攻の教員や学生の交流を促し、中日両国の文化への理解をさらに深める機会になりました」と、浙江大学外国語学院日語言語文化研究所の阿莉塔(Arita)所長は語った。 今回の大会は、予選と決勝の二段階で行われた。予選では、選手が指定されたテーマでスピーチ動画と原稿を提出し、審査員の専門家による評価を受けた。その結果、25名の優秀な選手が選ばれ、全国決勝に進んだ。 決勝では、選手たちが浙江大学に集まり、「現代の日本語学習者の進むべき道」と「日本の若者に紹介したい中国のポップカルチャー」という二つのテーマについて流暢な日本語で意見や考えを発表した。 決勝の舞台では、選手たちはそれぞれの特技や個性を発揮し、中国のオンラインゲーム「黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)」やネットドラマ、漢服の馬面裙(伝統的なスカート)といった文化要素を紹介する者もいれば、翻訳者になる決意を強く語る者もいた。 さらに、決勝では即興スピーチや質疑応答のセッションも行われ、選手たちの対応力や総合的な能力が試された。 浙江大学外国語学院の羅泳江(Luo Yongjian)党委員会書記兼副院長は、「浙江大学外国語学院は、今後も継承、発展、革新、平和の理念を持ち続け、このような活動を積極的に開催し、中外の文化交流を促進し、各国の人々の友情を深めていきます」と話した。また、外語学習者たちがさまざまなプラットフォームを活用し、外国語能力を高めて、中外の友好交流により一層貢献することを期待している。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。