地滑り犠牲者の20遺体を収容 インドネシアのスラウェシ島
パランカラヤ、インドネシア、4月16日 (AP) ― インドネシアのスラウェシ島で発生した地滑りの犠牲者を捜索していた救助隊は4月15日、20人全員の遺体を収容したため、捜索活動を打ち切った。 南スラウェシ州のタナ・トラジャ地区の村で13日、集中豪雨で地盤が緩んだ周囲の斜面が崩れ落ち、会議が開かれていた家と家族全員が土砂に飲み込まれた。 救助隊は14日早朝、8歳の少女1人を含むけが人を2人救出し、病院に搬送した。 通信回線が切断し、悪天候と不安定な土壌での捜索は難航した。 1万7000もの島々からなり、数百万人が山岳地帯や肥沃な氾濫原で暮らすインドネシアでは、季節的な豪雨によって土砂崩れや洪水が頻発する。 (日本語翻訳・編集 アフロ)