2年連続「やや不良」コメ収穫量改善へ県が呼びかけ【新潟】
コメの収穫量が2年連続で平年より落ち込んでいることを受け、県は来年度に向けて生産者に対して苗を育てる期間などの適正化を呼びかけます。 【動画】2年連続「やや不良」コメ収穫量改善へ県が呼びかけ【新潟】 今年度産の県産うるち米の1等米比率は、10月31日時点で78%で14.8%だった昨年度に比べて大きく回復しました。一方で、収穫量を平年と比較した「作況指数」は98。2年連続で「やや不良」となっています。 11月21日開かれた新潟米生産対策会議で、県は農業団体の関係者らに対し、4月に高温の影響を受け苗質が悪化したことや5月から6月にかけて平年より低温になって稲の生育が進まなかったことが要因と話しました。 ■県農産園芸課 渡部浩課長 「この状況は非常に危機感。今後は、技術対策を徹底して、コメの安定供給につなげていきたい。」 県は、繁忙期などで田植えの時期が早められなかったケースもあったとして、生産者に対して苗を育てる期間や田んぼの水管理の適正化などを呼びかけます。