H3ロケット4号機 10月20日打ち上げ 種子島宇宙センター 防衛通信衛星「きらめき3号」搭載 JAXA発表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、新型基幹ロケット「H3」の4号機を10月20日に南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載する。H3としては初となる静止軌道(高度約3万6000キロメートル)への投入を目指す。 【写真】〈関連〉「だいち4号」を載せ上昇するH3ロケット3号機=7月1日午後0時7分、南種子町の種子島宇宙センター
7月に3号機で軌道投入に成功した「だいち4号」の高度は約600キロだった。4号機では、1~3号機と同様に固体ロケットブースター2基を使用する。打ち上げ予定時間は午後3時42分~5時30分。正式な時間は後日決める。予備期間は11月30日まで。 きらめき3号は、きらめき1、2号機に続く3機目。艦艇や航空機の衛星通信に使われる。 H3の打ち上げは2機連続で成功中。1号機は2段目エンジンが着火せず指令破壊された。種子島宇宙センターでは、9月11日にH2Aロケット49号機の打ち上げも予定されている。
南日本新聞 | 鹿児島