「ユナイテッドはバイエルンより国際的な評価が上だから」というマズラウィの移籍理由にドイツメディアが反応
今夏ユナイテッドに移籍したモロッコ代表DF
今夏バイエルン・ミュンヘンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したヌサイル・マズラウィの移籍理由についての発言がドイツで注目されている。 [映像]UEFAヨーロッパリーグ マンチェスター・ユナイテッド対トゥエンテ ハイライト アヤックスの下部組織出身のマズラウィは、同クラブでプロデビューを飾った後の2022年7月に4年契約でバイエルンに加入。主に右サイドバックのポジションで昨季まで公式戦65試合に出場していたが、今夏のオフシーズン中にユナイテッドへ移籍した。 移籍の経緯についてマズラウィ自身が語ることはこれまでなかったが、25日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第1節トゥエンテ戦後に現地メディアの取材に応じた同選手は、移籍を決断した理由について以下のように説明した。 「ユナイテッドとバイエルンを比較した時に、どちらのクラブがもう一方よりも偉大だなんてことは言えない。でも国際的な評価は恐らくユナイテッドの方がバイエルンよりも上だと思う。そのことは、僕が移籍を選んだ理由の一つでもあるんだ」 これに対して、ドイツ紙『Bild』は「マズラウィがバイエルンに嫌味」と題した記事で同選手のコメントを紹介し、以下のように疑問を呈している。 「アジアでの人気ということに関して言えば、この発言は正しい。しかし、ユナイテッドは大きな成功をもう長いこと収めていない。昨季はチャンピオンズリーグの出場権をまた逃した。彼らの最後の国際的タイトルは2016-17シーズンのヨーロッパリーグ優勝、最後にチャンピオンズリーグで優勝したのは2007-08シーズンだ。ユナイテッドにとって、最近ではチャンピオンズリーグよりもヨーロッパリーグの方が故郷とも言えるような存在になっている」 ドイツで最多のブンデスリーガ優勝回数を誇り、チャンピオンズリーグでも優勝6回を達成しているバイエルンを引き合いに出されて、ドイツメディアの一員として黙っていられなかったのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部