自由に語り、聞く 市公民館 ワークショップ「はぴらぼ」【長野県飯田市】
自由に語り合って互いに聞くワークショップ「はぴらぼ」は6月30日、長野県飯田市東和町のムトスぷらざで初めて開かれた。関西大学社会学部の草郷孝好教授がナビゲーターを務め、参加した10人が飯田下伊那地域の魅力や今後について思いを話した。 IIDA学輪のメンバーでもある草郷教授は、2022年から同館が主催して参加者が情報や意見を交換する「ふらっと会議」を知り、在住する兵庫県芦屋市でも独自のワークショップを昨年4月から実施している。同8月には飯田でも高校生を対象に行った。 「はぴらぼ」は、年齢制限やテーマを設けず自分や日常のことを語り、だれかとつながったり話を聞いたりする場。本年度は全4回を予定している。 この日は自己紹介をした後、草郷教授が提供した話題について思い思いに話した。「飯伊のよいところ」では「景色」「果物」などが挙がり、具体的なエピソードや関連することにつなげていった。内容が分かるよう、芦屋市のワークショップで取り入れている絵や図形でまとめる「グラフィックレコーディング」という手法で、担当者が模造紙にまとめた。 草郷教授は「伝えたり感じたりできる場所がある地域で、人にはそれぞれ価値があることを認め合うことが大切」と話していた。 次回は8月31日午後1時半~3時半。ムトスぷらざ2階で行う。開催3日前までに専用のQRコードから申し込む。 問い合わせは市公民館(電話0265・22・1132)へ。