5分に詰め込まれた濃厚な人間ドラマ…ハンカチ無しでは見られない“泣けるMV”6選
ビートルズ“最後の新曲”のMVが泣ける
泣けるかどうかは人によるかもしれないが、心が動かされるという意味では銀杏BOYZの『ボーイズ・オン・ザ・ラン』も感動のMVと言えるだろう。街の人たちがひたすら将来について語るMVとなっており、正直なところ最初の方は「なんだこれ?」と思う人もいるかもしれない。しかし映像を見ていくうちに、なぜかだんだんと夢を語る男たちがかっこよく見えてくるから不思議だ。 一方、Every Little Thingの『恋文』も、泣けるMVとして有名。決して特別ではない“とある家族”の結婚式を家族ムービーのようなテイストで描いたMVだが、どこか哀愁が漂う花嫁の父親の姿や表情が真に迫っており、涙をそそられる。 またクラムボンの『幸せ願う彼方から』も、泣ける鉄板作品と言っても過言ではない。このMVの監督を務めたのは、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』などで有名な行定勲監督で、亡くなった母のためにお誕生日会を準備する父と娘が描かれている。 ちなみに同楽曲はカバー曲であり、元はアニメ『らき☆すた』のキャラクターソングだった。アニメの内容を知っているとMVの内容も納得で、行定監督の原曲へのリスペクトが感じられるだろう。 そのほか最近では、ザ・ビートルズ“最後の新曲”として知られる『Now And Then』のMVが泣けると話題に。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが、今は亡きジョン・レノンやジョージ・ハリスンと一緒に“4人”でレコーディングしているような映像で、かつてビートルズに熱狂した多くのファンを感動させた。 最近ではYouTubeの公式チャンネルで、MVが無料配信されることも多くなった。いずれもほんの数分で終わる短編映像作品だが、その短い時間のなかで、あなたの人生を変えるような出会いが起きるかもしれない。
キットゥン希美