センバツ高校野球 組み合わせ決まる 東海大菅生×城東 第5日/二松学舎大付×広陵 第3日 /東京
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、都勢2校の初戦の相手が決まった。東海大菅生は第5日第3試合(22日午後2時開始)で初出場の城東(徳島)と、二松学舎大付は第3日第2試合(20日午前11時半開始)で2年連続26回目出場の広陵(広島)と対戦する。 抽選会は2019年以来4年ぶりに対面で実施され、出場36校の監督や主将らが出席した。都勢同士が決勝まで対戦しないように振り分けられた後、初めに二松学舎大付の押切康太郎主将(2年)がくじを引き、ハキハキとした声で番号を読み上げた。その後、東海大菅生の渡部奏楽(そら)主将(同)も引き当てた番号を大きな声で発表した。 対戦校が決まり、東海大菅生の上田崇監督は「(城東は)投手の二枚看板を中心として、ここ一番で力を出す良いチーム。甲子園では自分たちができることを一つずつやっていきたい」と意気込んだ。二松学舎大付の市原勝人監督は「(広陵は)昨年の神宮大会でも準優勝しているし優勝候補の一角なので、力は相当あると思う。ばたばたせずに自分たちの力を発揮できれば」と語った。 大会は18日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる。開会式は4年ぶりに全出場校の選手らが参加して開催される予定。【加藤昌平、小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… ◆城東(徳島) ◇初出場、他スポーツも盛ん 1902年に高等女学校として開校した徳島県立高。49年に女子校から共学となった。野球部(硬式)は96年創部。2019年秋の県大会で3位に入り、初出場した四国大会で1勝を挙げた。部員は女子マネジャー1人を含め、わずか13人。進学校で練習時間も限られるが、練習メニューの多くを選手自らが考案し、工夫している。ラグビー部、男子バスケットボール部も強豪。卒業生に瀬戸内寂聴さん(故人)ら。 ◆広陵(広島) ◇26回目、春は3度優勝 1896年設立の私立高。1998年に男子校から共学化した。校訓は「質実剛健」。ニュージーランドへの1年間の長期留学で国際感覚の育成に力を注ぐ。硬式野球部は11年創部。甲子園には春夏通算48回出場し、春は3回優勝した。プロ野球・広島と阪神で活躍した金本知憲さんや楽天の吉川雄大選手、オリックスの福田周平選手らを輩出。2022年春には女子硬式野球部も創部した。体操競技部なども強豪。 〔多摩版〕