関西学生サッカー 京産大がリーグ戦初勝利! 2部から昇格の京都橘大は2試合連続引き分け!
ことし、関西学生サッカーリーグ1部で連覇を狙う京都産業大学、そして2部から昇格した京都橘大学は、いずれもリーグ戦で持ち味を出しました。 昨シーズンは京都産業大学にとって飛躍と年になりました。 関西学生リーグ1部を初制覇! 創部51年目でつかんだ栄冠でした。 その後の全日本大学サッカー選手権大会でも準優勝に輝きました。 期待のかかる新チームでしたが、関西大学とのリーグの開幕戦を落とし、黒星スタートとなりました。 第2節、連敗だけは避けたい京産大は、甲南大学と対戦しました。 前半7分、京産大の楠瀬のクロスを、1年・山村が強烈なシュートを放ちますが、相手ディフェンダーにあたりゴールとはなりません。 新潟の強豪校・帝京長岡高校出身の山村は、昨シーズンの京産大のサッカーにあこがれを抱き入学しました。 直後のコーナーキック、蹴るのは、その山村。 すると、中央の小野が頭で合わせました。 これが決勝点! 京産大がルーキーの活躍でリーグ戦、初勝利を飾りました。 【声】京都産業大学 2年 小野成夢 選手(愛媛U‐18出身) 「いいイメージしながら入っていったら、山村朔冬選手からいいボールが来たので、さわるだけという感じでした」 【声】京都産業大学 1年 山村朔冬 選手(新潟県・帝京長岡高校出身) 「去年のインカレ(全日本大学選手権)だったり、関西のリーグ戦を見ていた。 パスサッカーで高校のサッカーと似ていて、自分のプレースタイルにあうと思い、京産大を選んだ。 (先輩は)思っていたより優しくて、1年と4年と関係なく話してくれて、非常にいいチームだと思う」 【声】京都産業大学 古井裕之 総監督 「個に頼るところもあったが、ことしは全員でというのが前面に押し出されたチームだと思う。 それが大きな一つの塊になれば、昨シーズン以上の数字を残せる可能性もある。 大きな期待をしている」 昨シーズン、京都橘大学は関西学生リーグ1部の昇格を決めました。 この春、チーム史上初めて1部で戦うことになり、キャプテンの中野は一抹の不安を感じていました。 【声】京都橘大学 4年 中野晃弥 主将(京都橘高校出身) 「他の選手はどう思っているかわからないが、やっぱり会場だったり雰囲気だったり、そういうところは2部と違うところが1部にある。 人生で初めて経験するので、そこは緊張します」 開幕戦は、甲南大学と、2対2の引き分け。 この日は、優勝候補の一角、関西大学と対戦しました。 試合開始から、京都橘は相手の波状攻撃でピンチが続きます! 前半41分、木村の身体を張ったプレーでしたが、反則となり、関大にPKを与えてしまいます。 これを決められ、先制点を奪われますが、後半に入ると京都橘は反撃に転じます。 後半12分、コーナーキックのチャンスを得ると・・・ キャプテン中野の華麗なシュートがネットを揺らしました。 強豪校相手にも引き分けに持ち込んだ京都橘。 自分たちのサッカーをすれば、1部でも通用する。 キャプテン中野も2試合で大きな自信を持ちました。 【声】京都橘大学 4年 中野晃弥 主将 「2部リーグでは、自分たちのスタイルや良さは出せていないが、一人ひとりが自分の持っている力を出しチームがひとつになったら、結果・・・勝てていないが(引き分けの)勝ち点1が取れているので、そこは自信がある。」 8年をかけ、チームを1部に導いた橋詰監督も手応えを感じていました。 【声】京都橘大学 橋詰広太郎 監督 「当初から関大は強いと全員のなかで、意思統一を持ってやっていた。 しっかり怖れずに戦うことをミーティングからゲームのなかでも。最初は自分たちを出せなかったが、ゲームを進めるごとに良さも出した。 意味のある勝ち点1(引き分け)だった。」