クロップ元監督を侮辱したプレミア審判に出場停止処分か…イングランド審判協会が調査を開始
プレミアリーグの審判デイビッド・クート氏は、リヴァプールと同クラブの元監督ユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的な発言をしている動画がSNSで拡散されたことを受けて、出場停止処分となるようだ。11日、イギリス『BBC』が報じた。 拡散された動画内で、2020年7月11日にアンフィールドで行われたプレミアリーグ第35節リヴァプール対バーンリー戦について言及していたとされているクート氏。イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は本物の動画であると把握し、「出場停止処分はすぐに行われ、調査が始まる」とコメントした。 同試合でリヴァプールはバーンリーと1-1で引き分け、19-20シーズンのリーグ戦におけるホーム連勝記録が24試合でストップ。ホーム全勝の可能性が途絶えていた。 同試合後、クロップ氏は「審判が多くのチャレンジを許した」「我々は審判に怒っていた」とクート審判を非難していた。クート氏はこれに腹を立てたようだ。 クート氏は動画内で「ロックダウン中のバーンリー戦で審判をしていたときに、(クロップ元監督)が私を厳しく非難した」と口にし、さらにはリヴァプールの元指揮官について「傲慢」などと悪態をついたとされている。 イングランド・フットボールリーグのリック・パリー会長は『BBCスポーツ』の取材に対して、「PGMOLは対応中だ。(クート氏を)出場停止にした。迅速に行動し、徹底的かつ専門的に対処するつもりだ」と答えた。 PGMOLはこの一件に関して、調査終了までこれ以上コメントしないとしている。