パリ五輪辞退の体操・宮田笙子、5月にも「飲酒&喫煙」通報!前代未聞の異常事態を起こした協会の「隠蔽体質」
「失敗しないことがメダルへの道」と……
その原田監督は、記者会見で「このような規範にふれるような行動はけっして想定できなかった」と、涙ながらに語っていた。 「この発言はあまりにも無責任だし、身近に接していて何も感じていなかったとしたら指導者として失格ですよ。知らなかったわけないですからね」(同前) 協会は、宮田選手の飲酒・喫煙を認識していながら、今日に至るまで放置してきた。 「その結果、今回補欠の杉原愛子選手をエントリー登録できるタイムリミットが過ぎてしまいました。今後、彼女は怪我人が出ない限り、メンバーには入れないんです。そういう意味では、杉原選手も被害者なんですよ」(同前) 今回のパリ五輪で、日本女子代表は現在登録されている岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽の4人で戦うしかなくなった。 全員が五輪初出場で、10代のフレッシュな代表を率いる主将に就任した際、宮田は「私の演技が日本の軸になるようにしていきたい。失敗しないことがメダルへの道」と意気込んでいたのだが……。 本誌は協会に、「5月に宮田の飲酒&喫煙についての通報があったのは事実か」「その際に聞き取り調査をおこなわなかったのは事実か」を質問したが、期日までに回答はなかった。 1964年の東京五輪以来、60年ぶりの団体メダルに期待がかかっていたが、主将でありエースの宮田の辞退で、暗雲が立ち込めている。
週刊FLASH 2024年8月6日号