【魔の7歳】―小学校“新1年生”の時期 歩行中交通事故の死傷者数が突出…北海道内100人 要因は子どもの視野『大人の7割程度』・交通ルールよく理解せず 「根気強く安全な行動を習慣化する」専門家が指摘
さらに、最も注意すべきは「子どもの視野」だと指摘します。 「子どもの視野は大人の左右に関しても上下に関しても7割程度。見える世界が大人と全然違うということを理解して子どもに指導してほしい」(岡さん) 一般的に大人の視野は左右150度、上下120度ほど。一方で、子どもの視野は左右90度、上下70度ほど。 子どもの視野は大人の7割ほどしかないことから車の存在に気づかないケースがあるといいます。 「子どもは、もしかしたら見えてないかもしれない、気づいてないかもしれない」(岡さん) では、この“魔の7歳”から子どもたちをどう守ればいいのでしょうか。 「(子どもの場合)理屈でわかっていても動いてしまう。やっぱり習慣化させてここではこうすると必ず教えておく」(岡さん) 子どもと一緒に道路を歩き、根気強く安全な行動を習慣化させることが有効です。
さらにドライバーには…。 「(子どもが)死角にいるかもしれないとか、ここから飛び出してくるかもしれないっていう風に、かもしれないと思っていただきながら、安全運転を心がけてほしい」(岡さん) 「かもしれない」と子どもの行動を予測して運転することが安全の第一歩です。 期待に胸を膨らませる新1年生。悲惨な事故をなくすため、大人が率先して交通安全に取り組むことが大切です。
UHB 北海道文化放送
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