カタール航空、関空8年ぶり再開 A350で毎日運航
カタール航空(QTR/QR)は3月1日、ドーハ-関西線を約8年ぶりに再開した。週7往復(1日1往復)のデイリー運航で、エアバスA350-900型機を投入する。 【写真】関空を出発するカタール航空の再開初便 運航スケジュールは、関西行きQR802便がドーハを午前1時10分に出発し、午後4時30分着。ドーハ行きQR803便は午後6時に関西空港を出発して、翌日午前0時5分に到着する。 A350-900の座席数は2クラス283席で、ビジネス36席、エコノミー247席。ビジネスは1-2-1席配列で、ダブルベッドにもなる「Qsuite(Qスイート)」、エコノミーは3-3-3席配列となっている。 初便の関西行きQR802便はドーハを現地時間1日午前1時7分に出発し、関空には同日午後4時4分に到着。ドーハ行きQR803便は午後6時5分に出発して、2日午前0時33分に到着した。 カタール航空のチェオン・ユー・チャン北アジア営業統括本部長は「ドーハでの欧州やアフリカなどへの乗り継ぎだけではなく、ドーハへの観光も強化していきたい」と述べ、「カタール航空カーゴによる貨物輸送で、輸出も後押ししていきたい」と旅客と貨物両面で日本市場を強化していく姿勢を示した。 運休前のドーハ-関西線は、2005年3月31日に運航を開始。2016年3月31日の運航を最後に運休した。コロナ前は2020年4月6日から運航再開を計画していたが、延期となっていた。 カタール航空はドーハ-羽田線を4月1日から運休する一方で、同じ航空連合「ワンワールド・アライアンス」に加盟する日本航空(JAL/JL、9201)が3月31日から羽田-ドーハ線を開設する。カタールが自社運航する日本路線は成田線と関西線の2路線になるが、JALの羽田線とコードシェア(共同運航)を実施する。
Tadayuki YOSHIKAWA