Copyright©2024 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.

「週刊文春」による性加害疑惑報道で、芸能活動を休止中の松本人志の遊び方に対して、ビートたけし、上沼恵美子、梅沢富美男ら大御所芸人が次々と苦言を呈するなか、どう発言すべきか苦悩しているのが、松本と関わりを持つ吉本興業所属の芸人たちだ。 【写真】1993年、週刊誌に告発された「毛ジラミ騒動」での会見 　お笑いコンビ「オズワルド」の伊藤俊介は、1月17日、TBSラジオ『ほら！ここがオズワルドさんち！』に出演。自身も吉本興業に所属する身として、 「ダウンタウンに憧れて、松本さんが大好きで。心配するじゃないですか。そうなったときに、心配することすら、吉本の芸人は『そらそうだろ』って感じで言われるのは、違うんじゃないかって」 　と、自身の心境を吐露。そのうえで、「事実であってほしいという見方に流される人が多いと思う」と話した。 　同じく吉本所属のお笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳は、20日、読売テレビ『あさパラS』に出演。番組で、オズワルド伊藤の発言が取り上げられると、「もちろん我々もダウンタウンさんにお世話になってますから、そんな人じゃなくあってほしいというのはありますけど。そりゃ肩を持つのは、まあ普通というか」と発言。 　世間的にそれが「『いやいやいや、お前同じ事務所やから擁護しやがって』みたいになるのは、ちょっとおかしいなとは思います」と語った。 　同じ吉本の所属芸人でありながら、まったく異なるスタンスの発言をしたのは、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔だ。村本は21日深夜、自身の「X」に、 《俺の街は原発の街、原発のおかげで沢山の恩恵を受けてる。恩があるから原発を批判する人は少ない。デビ夫人もジャニーを批判したジャニーズに恩を仇で返すなんてと当時ジャニーを批判する人を批判した。恩は盲目にする。松本さんに世話になってきた芸人はしばらく黙っとけ》 　と投稿。その1分後に、 《松本さんに世話になったやつの松本さんはそんな人じゃないはその女の人からすると、それは私がされたこととは関係ない、知らんがな、よ》 　と連続でポストした。この村本の意見には、 《本当にその通りだと思います。この流れ、ちょっと恐いです。客観的になれないようで芸人たちが集団で猪突猛進ですね。芸人たちが出演のTV番組、冷めた感覚でしか観れない》 《世話になったから知り合いだから自分は信じるというのは自由（中略）でも信じるから雑誌や被害を訴えてる女性を悪く言うとか論拠の薄い擁護は目にするのも不愉快》 《一般庶民はドン引きの下品すぎる所業が、複数の人物から証拠つきで提示されたこの期に及んでまだ言う？》 　などと、村本に賛同する声が複数あがった。その一方で、 《意見をする権利があります。だから村本さんは批判していいし、擁護する人も擁護して良いのです。黙っとけ...というのはダメです》 《聞かれたから答えたんだろう。じゃああなたも黙ったらいい。あなたの場合誰からも聞かれていないのだから》 《原発と松本人志の問題を結びつけて批判材料にすんなや、お前こそ黙っとけクソが》 　と、村本の意見を批判する声も複数あがった。 　本人が何も語らない以上、誰かが何かを言うたびに、議論が起こる松本人志騒動。誰の発言が正解だったかわかるのは、まだまだ当分先のことになりそうだ。