“35歳”・レヴァンドフスキに衰えはあるか 得点がほしい場面でベンチへ下がるケースが続いている
得点数は決して悪くないが……
ここまで全コンペティション合わせて28試合に出場し、13ゴールを記録しているバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキ。決して悪い数字とは言えないが、現在のレヴァンドフスキをどう評価すべきなのだろうか。 気になるのは、ラ・リーガの直近2試合だろうか。まず4日に行われたラス・パルマス戦では、レヴァンドフスキは72分にピッチを退いている。試合途中でベンチへ下がるケースはあまり多くないのだが、それ以上に注目されたのは72分の時点でスコアが1-1だったことだ。 得点がほしい場面で指揮官シャビ・エルナンデスはエースのレヴァンドフスキを下げる決断を下しており、その後チームは終盤のゴールで2-1と勝利を収めた。 続くレアル・ベティス戦も同じで、2-2と追いつかれた63分にベンチへ退いている。得点がほしいはずの場面でレヴァンドフスキを下げるのは、指揮官シャビ・エルナンデスからのメッセージなのだろうか。 ベティス戦でレヴァンドフスキと交代でピッチに入ったのは、今冬チームに合流したブラジル期待の若手FWヴィトール・ロッキ(18)だ。まだ18歳と若い選手だが、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセではまずまずの結果を残している。そう遠くないうちにレヴァンドフスキとの世代交代が進むと見られており、レヴァンドフスキがポジションを守るには結果を出すしかない。 24日に行われたスペイン国王杯・準々決勝のアスレティック・ビルバオ戦では相手のクリアミスを突いて得点を決めたレヴァンドフスキだが、最近のゲームと同じように2-2の同点で迎えた78分にベンチへ退いている。チームも2-4で敗れており、35歳を迎えているレヴァンドフスキへの評価はサポーターによっても分かれるか。
構成/ザ・ワールド編集部