新潟放送

新潟県燕市に住む70代女性が、現金150万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあっていたことがわかりました。きっかけは男からの「オレだよ」という電話からでした。 警察によりますと、10月1日午後1時40分ごろ、女性の自宅の固定電話に男から電話がありました。男は「オレだよ」と話し、女性は孫からの電話だと勘違いしたということです。その後、男は「携帯と会社の大事な契約書類が入ったカバンをなくしてしまった」「急いで500万円用意しなければならない。いくら都合できる」などと話したということです。 女性は孫が困っていると思い込み、口座から引き出すなどと話すと、男は「女性の自宅近くまで同僚の娘が取りに行く」などと話したということです。女性は複数の金融機関で合計150万円を下ろし、午後4時40分ごろに自宅近くの路上に現れた“同僚の娘”と称する若い女に手渡してだまし取られたということです。 2日になって女性は不審に思って娘に相談したところ、詐欺被害にあったとして娘から警察に通報があったということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。 特殊詐欺を疑わせるような不審な電話が、新潟県内で後をたちません。 警察は「あやしい電話がかかってきたら、電話を切っていったん冷静になって、家族や知人、最寄りの警察署などに相談してほしい」などとしています。