<木南晴夏>「9ボーダー」演じる六月は「私とは真逆」 川口春奈&畑芽育らとの撮影現場は「とにかくしゃべっています」
六月のお洋服は古着がミックスされていて、それこそ自分ではチャレンジが難しいようなバリエーションがとても豊富なので、今では六月のスタイリングも撮影の楽しみの一つです。
--3姉妹の丁々発止なやり取りもドラマの見どころの一つですが、演じてみていかがですか?
けんかするシーンはテンポ感がとても大切なのですが、まだまだ難しいです。ただ、その後すぐに仲直りできる3姉妹はすごいなと。私は大人になってから姉とけんかすることなんてなかったので、想像できませんでした。
この3姉妹の関係性は、何でも話せる一番の友達“以上”みたいな感覚です。友達には気を使って言えないことでも、3姉妹だとズバズバと言えちゃう。進学するか就職するかを悩む友達を前にしたら、「それぞれの道があるから、ゆっくり探しなよ」と伝えるところを、八海には「進学するか就職するか早く決めなよ」とハッキリ言いますし。
そういう普通の友達ではあり得ないことも言える、友達“以上”の3人(笑い)。実家がお風呂屋さんだから一緒にお風呂に入るのが当たり前で、裸の付き合いができる関係というのも仲良し理由の一つなのかな。
--まさに水に流せる関係ですね。そんなドラマ撮影現場の雰囲気は?
3姉妹に限らずみんな本当におしゃべりで、良い意味でうるさい(笑い)。私たちと陽太くん(木戸大聖さん)、おおば湯アルバイトのウメケンさんこと梅津剣さん(「オズワルド」の伊藤俊介さん)の5人が話しているシーンは、みんなでとにかくしゃべっています。
カメラが回っていないところでもウメケンさんのトークが面白くて、陽太くんが3姉妹からからかわれてまた笑って。シーンとするタイミングがなくて、ずっと誰かが話している。そんな楽し過ぎる現場です。
--では最後に、今後の見どころを教えてください。
ズルズルと引きずっていた家庭問題について、一つ心に決めて踏み出した六月ですが、きっと彼女の心の中にはまだ迷いもあって。そんなふうに揺れ動く中、六月がどう踏ん切りをつけていくのか、いかないのか……ぜひ見守っていただけたらと思います。