Dr.ブカーリ・イサム（左）、大河内一楼（右）

2024年7月5日深夜1：23から放送開始予定の新アニメシリーズ『グレンダイザーU』の世界最速プレミア上映会が2023年7月4日にサウジアラビアの首都リヤドで開催された。 世界での放送・配信に先行しての実施で、アラブ諸国を代表するアニメ・マンガ・ゲームのIPマネージメント兼製作配給会社であるマンガプロダクションズが主催した。 【関連画像】『グレンダイザーU』リヤドプレミア上映会の写真を見る（写真11点） 『グレンダイザーU』は『UFOロボ グレンダイザー』のリブート新作。 『UFOロボグレンダイザー』1975年～77年にかけて放送されたTVアニメ。原作は永井豪。故郷フリード星をベガ星人の侵略によって滅ぼされ宇宙を放浪して地球に流れ着いた王子デュークフリードが、巨大ロボット・グレンダイザーに乗って次々と襲い来る円盤獣と戦う物語だ。 グレンダイザーは50年が経過した現在でも多くの熱狂的なファンを抱えている名作で、中東やヨーロッパを中心に海外でもいまだに強い人気を誇っている。 リヤドのVox Cinemasで開催された『グレンダイザーU』の世界最速プレミア上映会には、シリーズ構成・脚本の大河内一楼氏をはじめ、アニメ関係者、メディア関係者、中東地域の熱狂的なファンが多数集結し、人気アニメシリーズのリブート復活が祝われた。 約50年ぶりにリブート復活した待望のアニメシリーズ『グレンダイザーU』は、サウジアラビアの首都リヤドを初回エピソードの舞台としている。 ＜シリーズ構成・脚本の大河内一楼氏のコメント＞ 今回僕らが新しいグレンダイザーを作れるのは、世界中に広がったファンのおかげです。そこで新しい物語はここリヤドから始めることにしました。他にもパリ、ローマ……世界が舞台になります。 この新しいグレンダイザーを僕らは新しい世代に届けたいと思っています。かつて横に広がったグレンダイザーを縦に。この作品が親子で楽しめるような世代を超えたものになれたらいいなと願っています。 ＜マンガプロダクションズ CEO Dr.ブカーリ・イサム（写真右）のコメント＞ 私たちは日本のパートナー企業様と手を取り合い、『グレンダイザー』シリーズを復活できたこと、そして新シリーズを立ち上げ、海外におけるマーケティングと配給を通じて、このプロジェクトの成功に貢献できたことを、誇りに思います。 今回『グレンダイザーU』では、アラビア語の音声吹替を実施し、日本の放送と同じタイミングでアラブ世界でも配信をおこなうという、新しい試みを実現しました。 マンガプロダクションズはこれからも、日本のコンテンツを世界で最良の形でお届けしながら、サウジアラビアのオリジナルアニメの製作も続けて参ります。 サウジアラビア発のマンガプロダクションは、現在6ヶ国語・世界52以上のプラットフォームで公開されている映画『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』や、アニメシリーズ『アサティール 未来のむかし話』などで、国際的なエンターテインメント部門で高い評価を得ている。 『グレンダイザーU』が、中東で旧作と同じく高い評価と人気を得られることを期待したい。 （Ｃ）Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU