『SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE ＠TOKYO』の様子　撮影：YUSUKE TAKAMURA／TAKAHIRO KUGINO

　韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメント所属アーティストが集結するライブイベント『SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO』が21・22日の2日間、東京ドームで開催された。日本では1年半ぶり、初日は東京ドームでの20回目公演の節目を迎えた今回は、東方神起、NCT 127ら所属アーティスト13組55人が共演。NCT WISHがデビューを飾るなど見どころ満載のステージで、2日間計9万5000人の観客を熱狂させた。 【全身カット】ステージ上で圧巻のオーラを放った東方神起 　『SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO』には、KANGTA、東方神起、SUPER JUNIOR、TAEYEON、HYOYEON、ZHOUMI、Red Velvet、NCT 127、NCT DREAM、WayV、aespa、RIIZE、NCT WISHの13組55人が集結。4時間にわたって計48曲を披露した。 ■NCT WISHがデビューステージ　SUPER JUNIORとのコラボも 　オープニングを飾ったのは、このステージでデビューを迎える6人組ボーイズグループ・NCT WISH。日本出身のリク、ユウシ、リョウ、サクヤ、韓国出身のシオン、ジェヒの平均年齢18.3歳の6人組で、プロデュースは同事務所の大先輩であるBoAが手がける。 　冒頭で「NASA」「Hands Up」の2曲を披露したNCT WISHは、終盤でデビュー曲「WISH」を初披露。初日はJapanese Ver.を、2日目はKorean Ver.も交え、東京ドームの大舞台でハツラツと初パフォーマンスし、割れんばかりの拍手と歓声の祝福を全身に浴びた。 　中盤ではバックスタンド前のサブステージで、グループ誕生のきっかけとなったオーディション番組『NCT Universe：LASTART』の課題曲だったSUPER JUNIORの「U」をパフォーマンスする一幕も。1番を歌い終わると、メインステージにはSUPER JUNIORが登場し、第２世代と第5世代のコラボステージに東京ドームが沸き上がった。 ■快進撃のRIIZE初登場に歓声の嵐 　昨年9月に「Get A Guitar」でデビュー以来、破竹の快進撃を続けているボーイズグループ・RIIZE（ライズ）は、日本のSMTOWN LIVEに初登場。前回2022年8月の東京ドーム公演ではNCTのメンバーだったショウタロウは「RIIZEとして日本でSMTOWN（のステージ）に初めて立つのでうれしいです。特別なステージをたくさん準備しているので楽しんでいってください」と笑顔を見せた。 　RIIZEのコラボステージ先陣を切ったのは、本公演でひときわ大きな声援を浴びていたウォンビン。スルギ（Red Velvet）、ジェノ（NCT DREAM）、カリナ（aespa）、カイ（EXO）のコラボ曲「Hot ＆ Cold」で、兵役中のカイのポジションを務めた。スルギとウォンビンが腕を組んだり肩を組んだり密着しながらペアダンスを披露すると、悲鳴に似た歓声があがり、Xでは「ウォンビン」がトレンド入りした。 　RIIZEは東方神起とのコラボでも沸かせた。白のスーツ姿のRIIZEが「Rising Sun」を歌い始めると絶叫の嵐。昨年11月に東京ドームで開催された世界最大級のK-POP授賞式『2023 MAMA AWARDS』でのコラボの再演で東京ドームを揺るがした。 　少女時代のテヨンのコラボステージ前には、ヒョヨンが曲振り。「私が思うには、一番スペシャルなステージだと思います。テヨンがデュエットを披露してくれるステージです。相手が誰か気になりますよね？」と期待感をあおり、相手がジェヒョン（NCT 127）だとわかると、東京ドームは興奮のるつぼと化した。2人は、2019年のSMTOWN LIVEで披露した「Starlight（Feat. JAEHYUN）」を5年ぶりに披露し、時折アイコンタクトを交わしながら心地よい歌声を響き渡らせた。 ■ヒゲダン、あいみょん、YOASOBI曲カバーも 　日本公演ならではの、日本のアーティストのカバー曲も披露された。SUPER JUNIORのイェソンはステージセットの階段上で、Official髭男dismの「Pretender」を日本人が歌っているかのようにナチュナルに熱唱。ラストの「とても綺麗だ」のフレーズを「E.L.F（SUPER JUNIORファン）綺麗だ」と歌ってファンを喜ばせた。 　初日の21日が誕生日だったRed Velvetのウェンディは、aespaのウィンターと、あいみょんの「空の青さを知る人よ（Her Blue Sky）をデュエット。力強くもやわらかな歌声でハーモニーを響き渡らせた。 　「ギュライン」の愛称で親しまれるSUPER JUNIORのキュヒョン、東方神起のチャンミンの仲良しラインには、RIIZEのショウタロウが仲間入り。前回は、SHINeeのミンホを含めた3人でAdoの「阿修羅ちゃん」をコミカルにカバーしたギュラインは今回、YOASOBIの「アイドル」カバーにチャレンジ。とびきりかわいく歌って踊り、Xでは「ギュライン」がトレンド入りする盛り上がりを見せた。