中国、科学誌発展に関するブルーブックを発表
【東方新報】中国の科学分野の学術誌の発展に関する「ブルーブック」(データブック)が19日に発表された。このブルーブックによると、2023年の中国の「科学誌」は5211誌で、前年より48誌増加しており、そのほとんどが英語で出版されていた。 中国では大半の論文が英語版の科学誌で発表されており、それらは国際的に有名なデータベースにより多く収録されるようになっているという。 多国籍大手情報サービス企業「トムソン・ロイター(Thomson Reuters)」の科学技術分野の引用文献データベースに載せられた中国の著者の23年の発表論文は72万8700件で、世界の総数の約33パーセントを占めている一方、中国の科学情報誌の論文数は限られており、23年に掲載された中国の著者の論文はわずか3万3400件のみであった。 しかし、ブルーブックによると、過去3年間、中国の学術誌の量と世界シェアは着実に増加しており、学術的な質も大幅に改善され、中国の学術誌の学術的な影響力は年々上昇し続けているという。過去10年間、中国の学術誌の総被引用回数と「インパクトファクター」(自然科学や社会科学の学術雑誌が各分野内で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標の一つ)は改善しており、特に19年以降が顕著であるとしている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。