「日本語を覚えてチームメイトを怒鳴りたい(笑)」磐田新加入のブラジリアンたちに期待大!「どんどん仕掛けていきたい」
4人とも揃って日本語で挨拶
J1に復帰したジュビロ磐田が1月13日、新体制発表会見を行なった。 15人の新戦力(福岡から加入の中村駿は体調不良で不参加)が挨拶するなか、一般客も観覧していた会場で目を引いたのが、4人のブラジル出身の助っ人たちだ。全員が日本語で挨拶するなど、意欲の高さが窺えた。 【PHOTO】2季ぶりの補強!川島永嗣、平川怜ら15選手が加入したジュビロ磐田が新体制発表会見を実施! 最初に登場したのは26歳のMFレオ・ゴメス。 ポゼッションにも貢献できる守備的なボランチで、普段は落ち着いた性格だ。2018年に半年ほど磐田に在籍したFWモルベッキと親しく、日本の情報も得てきたという。一方で、プレー中は闘将ドゥンガを彷彿とさせる厳しい一面もあるようだ。 「やはり、中央でボールを奪って、攻撃につなげる役割なので、ドゥンガほどではないかもしれませんが、結構怒鳴る場面もあります。まずは日本語をしっかりと覚えてチームメイトを怒鳴りたいと思います(笑)」 続いて登壇したのは28歳のFWマテウス・ペイショット。 190センチ、94キロと恵まれた体格で、空中戦に自信を持つ。二桁ゴールを狙える本格派ストライカーだ。プレータイプは同胞のレアンドロ・ダミアンに似ているという。 「自分は、身体の強さもありますし、テクニックもある選手だと思います。ジュビロが求めるサッカーは、ボールをしっかりと保持していくこと。自分はボールを受けても、しっかりと保持でき、パスも出せます。そういうチームプレーができると思うので、ゴールはもちろんですけど、全員攻撃に貢献できたらと思います」
「Jリーグに早く適応することも大事」
25歳のMFブルーノ・ジョゼは「オハヨウゴザイマス。僕はブルーノです。ヨロシクオネガイシマス」と流暢な日本語を披露。 加入直前に所属していたグアラニFCで、C大阪からレンタル中のブルーノ・メンデスとチームメイトだった。日本に順応するアドバイスをもらったという。スピードを武器に、決定機に絡めるサイドプレーヤーで、左右どちらにも対応し、ハードワークを厭わない。 「自分は仕掛けるのが好きで、ボールを持って、スピードを活かして相手にどんどん仕掛けていきたい。また、スピードや感覚だけでなく、対戦相手を分析するのも好き。相手の弱点を突いていくのが好きなプレースタイルです」 21歳のFWウェベルトンは助っ人4人の中で最年少だ。 CFを主戦場に、前線の複数ポジションに対応できる攻撃的なユーティリティプレーヤーだ。Jリーグでプレーし、その後にセレソンまで上り詰めたフッキのようなキャリアを思い描いている。L・ダミアンとは個人的に親交があり、様々なアドバイスをもらった。複数のオファーから、磐田を選んだという。 「強みは様々ありますが、求められたポジションでチームに貢献したい。Jリーグに早く適応することも大事だと思っていて、そのための準備もしてきました。しっかりと適応できたら、自分のプレーをもっと見せて、どんな選手なのか皆さんに知ってもらいたいです」 それぞれ楽しみな特長を持つブラジリアンの活躍に期待したい。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)