物価高への警戒感強まる 北洋銀行が道内企業の景気見通し発表
物価高への警戒感が強まっています。北洋銀行はきょう、ことしの道内企業の景気の見通しを発表しました。売上高の増減を示す「売り上げDI」は去年に比べて8ポイント下落し、利益の増減を示す「利益DI」は11ポイント下がると予想しています。 業種別にみると、「売り上げDI」は全8業種のうち5業種で低下を予想しています。特に、資材の輸入コスト上昇が続く「卸売業」のほか、コロナ後の需要回復が落ち着きをみせつつある「ホテル・旅館業」などでマイナスになりました。 企業からは「ことしも物価が上昇し、賃上げが追いつかない可能性がある」などの声が聞かれたということです。 調査をした北海道二十一世紀総合研究所は、「売り上げは去年と横ばいと答えた企業が多く、全体的な景気は持ち直しの傾向になる」とみています。