名古屋が3季ぶり決勝に近づく準決勝1stレグ勝利 徳元悠平が左足1本で全3アシスト、横浜FMを撃破【YBCルヴァンカップ】
9日、YBCルヴァンカップ準決勝1stレグの横浜F・マリノスvs名古屋グランパスが日産スタジアムで行われ、アウェイに乗り込んだ名古屋が3-1先勝で決勝戦進出へ近づいた。 立ち上がりから攻勢をかけた名古屋。 開始2分で左から横浜FMを崩し、最後は野上決貴が決定的なシュート。ここは先制ならずも続けて3分、右CKに椎橋慧也が頭で合わせ、横浜FMの攻撃を受ける前に先手を取る。 さらに14分、鋭い出足のアタッキングから左CKを獲得し、今度は193cmの三國ケネディエブスが、他を寄せ付けない圧倒的な高さからヘディング弾をブチ込んで追加点とする。 ここまでほぼ100点のアウェイ名古屋と、敵陣でなかなかボールを持てないホーム横浜FM。 名古屋は17分、オフサイドフラッグが上がるも、ロングボール1発で“35歳の韋駄天”永井謙佑が裏抜けし、勢いを殺さず右足ボレー。横浜FMの最終ラインとGK飯倉大樹を脅かす。 ただ、横浜FMが前半のうちに1点を返す。 31分、名古屋の中途半端なクリアから松原健がこぼれを拾い、すかさずクロス。アンデルソン・ロペスがバックヒールを披露し、GKランゲラックの手を弾いてゴールラインを超えた。 横浜FMは後半に入って55分、左CKからこぼれを拾ったA・ロペスがシュート。GKランゲラックの手を弾き、ゴール方向へ転がるが、バックスピンがかかって寸前でクリアされる。 名古屋は終盤にきて大きな追加点。 76分、徳元悠平が機転のきいたスローインを投げ、折り返しを受けて気持ちよくクロスを上げられる体勢に。リラックスして高精度の左足クロスを上げると、ニア気味に立ち位置をとった山岸祐也がヘディング弾を流し込んだ。 1点目、2点目のCKを含め、徳元が左足で3アシストの名古屋。3-1と横浜FMを撃破し、初優勝した2021シーズン以来3季ぶりとなる決勝戦へ、一歩前に出た。 横浜FMは「今日も」と言うべきか、3失点。この守備では、2ndレグも、今季残りのリーグ戦も、厳しいだろうと言わざるを得ない。 名古屋ホームの2ndレグは13日に開催される。 横浜F・マリノス 1-3 名古屋グランパス 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(前31) 【名古屋】 椎橋慧也(前3) 三國ケネディエブス(前14) 山岸祐也(後31)
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