【速報】レクサスとアルファード狙いか…CANインベーダーで自動車盗 被害総額約1憶6000万円
大阪や奈良で、自動車盗を繰り返していた疑いで男2人が逮捕・起訴されました。 警察によりますと、住所不定無職の大上奈輝(おおうえ だいき)容疑者と、大阪市東住吉区の瀧地峰稔(たきち みねとし)容疑者は、去年10月~今年3月にかけて、CANインベーダーを使って自動車盗28件(一部未遂)や部品窃盗14件をしたなどとして逮捕され、7件の事件で起訴されました。 狙われた車は高級車のレクサスやアルファードが多かったということで、被害総額は1億6000万円近いということです。押収したスマホには「「入れ先は関東圏」などと書かれた指示書もあり、警察は指示役がいるとみて調べています。
◆CANインベーダー「2~3分で犯行」
CANインベーダーとは、モバイルバッテリーのような形にみえる小型機器を車に接続して、「CAN」と呼ばれる制御システムに侵入。ドアロックを解除してエンジンを始動させ、車を盗むという手口です。 警察によると、「車に手をつっこんで、CANインベーダーを繋いで、システムに入るとドアが空いてしまい、そのまま車に乗って逃げてしまう、2~3分でできる犯行だ」ということです。 その後、別の機器を使って、電子キーの情報を複製し、輸出する目的で、別の何者かに車を渡していたとみられます。盗まれた車のうち1台が横浜税関で見つかっていて、その行先が中東だったことから、警察は組織的な犯罪とみて調べています。