健啖家・内田百閒の食の記憶を集めた名随筆集。初版は戦後すぐの昭和21年、まだ食べる物も不足していた時代に出版された。岡山の幼少期の思い出から戦中戦後の窮乏時代、友人や教え子らと共にした宴席や、故郷の銘菓「大手饅頭」といった甘いもの、西洋料理、何より心待ちにする自宅での晩酌まで自在に綴った70余編。表紙の題字は本人。カバー画:芹沢銈介。中公文庫 440円/1986年(第8版)。(casabrutus.com)
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